ScoopiP特許事務所 代表弁理士の川島祥一です。
私は、中小事業者の皆様が創り出した一つ一つの製品、デザイン、商品名、サービス名には、強い想いが込められていると感じています。限られた資力でやりくりしなければいけないのですから当然のことかもしれません。
そのような想いを込めて生み出されれた製品、デザイン、商品名、サービス名、会社名などの知的財産には、お客様との間に共感が生まれます。

例えば、商品コンセプトの提案から完成までの開発プロセスを開示した商品には、多くのお客様からの共感が得られている場合があります。特に、中小企業や伝統産業の小規模事業者が興したアトツギベンチャーの製品には、多くの共感が集まっているのではないでしょうか。先代から受け継いだ技術を大切にしながらも、現状を打破するため、想いを込めて新規事業にチャレンジされており、お客様はその姿を見て心から応援したいと思うのでしょう。私自身も、地域の町工場、伝統産業の作業場で受け継がれてきた技術には、まだまだ可能性があると信じています。
また、スタートアップ企業の中には、社会課題の発見から起業に至るまでのストーリーを公開している企業もあります。そのようなスタートアップ企業には、会社そのものにファンが定着し、ブランド化に成功しているように思います。これも創業者の想いがお客様に伝わった結果だと推察しています。
そんなお客様から支持されるほどの素晴らしい製品や会社名などの知的財産が、他者によって容易に模倣されるような事態は避けなければなりません。
以前、私の周辺で起こったことですが、あるベンチャー企業の技術が、同意なく他の会社に開示されたことがありました。そのベンチャー企業は、特許権を取得しておらず、また営業秘密としての管理体制も不十分であったため、やられっぱなしの状態だったようです。

多くの時間を費やし試行錯誤を経て開発した技術や、真摯な対応を長期に渡り継続して構築した信用は、あなたではない他の誰かが守ってくれるものではありません。あなた自身で守るものです。
当然に、想いだけではビジネスは成り立ちません。しかし、私は、想いが込められた知的財産の保護を通じて、あなたの会社とお客様との関係性をより良いものにしていく、チャレンジする人が安心して活躍できる場を提供する、そんな事業を続けていきたいと思っています。
ScoopiP特許事務所
川島 祥一
得意なこと
- 半導体を利用した微小光学素子に関して博士号を取得しています。素子設計や解析にはシミュレーションが利用されることから、その過程で複数のプログラミング言語を習得しました。プログラムを作成するにあたってのフローを正確に把握することができますので、ソフトウェア関連発明、ビジネスモデルの出願にも対応可能です。
- また、半導体デバイスの製造には、多くの装置が使用されており、搬送装置、真空装置、熱処理装置、ガス設備、水処理設備、各種センサー機器、さらにはそれら機器を構成する部品についての知識も習得しています。今日では、それらの技術は、半導体以外の工業製品さらにはその製品の製造工程にも利用されています。この知識と経験を活かし、多様な分野における出願を取り扱うことが可能です。
- 特許事務所に勤務時には、大手電機メーカーの特許権利化業務を担当していました。米国等の外国出願に対応可能な出願書類の作成テクニックを習得しています。
所属
日本弁理士会
西日本弁理士クラブ
関西特許研究会
大阪商工会議所
2022年
日本弁理士会 知的財産経営センター 委員
日本弁理士会関西会 知財普及・支援委員会 委員
略歴
<学歴>
2002年3月 大阪大学大学院工学研究科 修了
2007年7月 京都大学大学院工学研究科 博士号取得
<職歴>
2002年4月 半導体製造用部材メーカー勤務
2008年1月 事務機・精密機器メーカー勤務
2012年1月 太陽光パネルメーカー勤務
2015年9月 吉田・吉竹・有田特許事務所勤務
2020年4月 弁理士登録(登録番号 22177)
2021年10月 ScoopiP 特許事務所 設立
<その他>
TOEIC公開テスト 865点
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